六価クロムに関する基準値（排水基準）の改正【2024年4月施行】

2024年1月に公布された、水質汚濁防止法施行規則等の一部を改正する省令について、2024年4月より一部の内容が施行されています。本年は「六価クロム」に関わる部分が施行されており、排水基準が既存の 0.5mg/L から 0.2mg/L へとより厳しい数値に改正されています。

本改正は2022年4月に改正施行された、「水質汚濁に係る環境基準」の六価クロムの新たな基準値、0.02mg/Lを受けてのものとなります。

六価クロムに関する主な基準値（2024年4月現在）

水質汚濁に係る環境基準	0.02mg/L
水道水質基準	0.02mg/L
一般排水基準	0.2mg/L (2024年4月改正施行)
土壌 環境基準(溶出)	0.05mg/L
土壌汚染対策法(溶出)	0.05mg/L
土壌汚染対策法(含有)	250mg/kg
産業廃棄物基準(溶出)	1.5mg/L
産業廃棄物基準(廃酸・廃アルカリ)	5mg/L

※各法令等の数値を抜粋しています。管轄行政などによっては、更に厳しい独自基準を設けている場合もあります。

土壌環境基準・産廃基準の六価クロム基準値

土壌の環境基準や産廃基準の六価クロム基準値は、2022年4月の改正以降、まだ改正されていません。排水基準と同様にこれらの基準値も改正される可能性がありますので、今後の動向にも注意が必要となります。

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